日照不足と食欲の秋『肥満につながりやすい』

秋らしい日が続き、食欲の秋が始まっているスタッフが気になる記事をご紹介します。

 

 私たち人間は、外部の温度変化にかかわりなく、常に一定の体温を保つため、体内に取り入れた食物をエネルギー源として代謝を行っています。よって、外気温が低くなる秋になると、体温を一定に保つためにエネルギー消費は多くなり、基礎代謝が高まります。

 

秋は、基礎代謝が高まるので毎日の生活の中に運動を取り入れればダイエットに最適な季節といえます。しかしながら、体温をつくるためのエネルギー源となる食物を夏より多く求めるようになり、実りの秋の美味しい旬の食材も相まって、ついつい食べ過ぎる傾向があります。

 

 また、秋になって日照時間が短くなると、精神の安定化を保つ作用があり、脳内の神経伝達物質で食欲の調整にも深くかかわっている『セロトニン』の分泌量が減少します。そのため、セロトニン不足から暴飲暴食を引き起こし、肥満につながりやすくなります。

 

 また秋晴れの時期は、晴れていても日中と朝晩の気温差があるため、『体の冷え』が起こる原因となります。体温を保つと体の機能が正常に働き、病気にかかりにくくなりますが、体の冷えから体温が低い状態が続くと基礎代謝が低下し、肩こりや腰痛を引き起こし、内臓などの機能も衰えるため、体調不良に陥ります。手足の先の冷えは、肌荒れや肌の乾燥、皮膚の炎症にもつながりやすいので、注意が必要です。  (ぽすぴ 147号 参照)

 

次回は『秋を気持ちよくすごす生活術とは?』についてお届けします。