秋の健康管理『リズム運動で筋力アップ』

 秋の健康管理第2弾はスタッフが苦手とする運動についてです。


 秋は暑い夏で衰えた体力を回復させ、寒い冬に備えて免疫力を高めていく季節です。適度な運動は、心肺機能が高まり、基礎体力や筋力アップにつながります。また、セロトニンは太陽の光だけでなく、ウォーキングのようなリズム運動(規則的に筋肉が収縮する運動)でも分泌されやすくなります。


 ウォーキングは、各個人に合った適度な強さで無理なく続けられる最適な運動ですが、ただゆっくり歩いているだけでは、下半身の筋肉はあまり強化されません。下半身の筋肉が衰えると、体力が低下するばかりでなく、高血圧、心臓病、糖尿病などの生活習慣病を招きます。また、運動器の働きが悪くなり、要介護のリスクが高い状態である「ロコモティブシンドローム」の原因にもなります。


 筋力アップを目指す場合、普段の歩き「ゆっくり歩き」と普段より歩幅を広くした「速歩」を交互に行う「インターバル速歩」を行うのが効果的です。基本的には3分間普段の速さで歩き、続いて3分間競歩の要領で息が切れるくらいの速さで歩きます。これを繰り返し1回30分続けます。通常のウォーキングと比較すると、筋力が約10%以上向上するといわれています。


 また、秋は紅葉の季節です。紅葉を見にトレッキング(山歩き)に出掛けてみてはいかがでしょうか。トレッキングも呼吸と歩幅を意識したリズム運動になりますので、早起きして太陽の光を浴びながら、秋の美しい自然を満喫し、心身ともにリラックスしましょう。   (ぽすぴ 147号参照)


 次回は朝ごはんと排便リズムについてご紹介します。